こぐまのへや

右手にペンライト、左手にうちわ、伝えたい言葉は「ありがとう」と「大好き」

変わらぬもの 変わったもの 守るべきもの

「どうかいつも元気で笑っていてほしい」


Twitterのプロフィール欄にも書いているこの言葉をより強く思う日々だった。
こんなにも長く感じた20日間は初めてだった。

「好き」の感情の周りを不安や悲しみが蔦のようにぐるぐる巻きついているようでただただ苦しかった。

決して良い思い出ではないけれど、これからもNEWSファン、そしてジャニオタで居続けるであろう自分のために2018年6月のことを記録に残しておこうと思います。


(ここから先もあまり明るい内容ではないので、もう思い出したくない、考えたくないという方は戻るボタンを押してくださって構いませんm(*_ _)m)




不穏な空気が流れ始めたのは5月の終わり頃だったかな。
いつもより遅い電車で登校していた時にTwitterを開いてそれを見つけた。
初見の感想は「あらら…」って言うぐらいで(情報の真偽も分からなかったし)正直そこまでダメージは受けなかった。

ただ大事にならないことだけを願った。「これが世間に広まったらどうなるんだろう…?」最悪の事態が頭を掠めたけれど、あまり考えないようにした。



でもどうしてだろう。悪い予感はいつも当たってしまう。


6月6日、駅でTwitterを開いた時、世界で1番嫌いな漢字二文字が飛び込んで来て吐きそうになった。ただひたすらに怖くて仕方なかった。あの雑誌が何人もの芸能人を社会的に葬ってきた来たのを知っているから。「未成年」「飲酒」このワードを見た世間がどうなるかなんて最悪の想像しか出来なかったから。


「どうか広まらないでくれ」と願ってしまう自分と、「ばかばか!!」と思う自分が脳内で喧嘩していたのを覚えている。


感情がぐちゃぐちゃなまま夜が来て、あまり眠れず朝を迎えた。

覚悟して迎えた6月7日の朝は思っていたより静かだった。
「きっと大丈夫だ」そんな(今思えば)頭の悪いことを考えながら学校へ行き、授業を受けた。


けれど現実はそんなに甘くなかった。


夕方に知った「活動自粛」の4文字、スマホの小さな画面の中の慶ちゃんは黒髪だった。
黒髪ということしか考えられないぐらい、思考が完全にショートしていた。なんで、どうして、どうなるの。答えの出ない問いが頭の中を回っていた。

と同時に明日のビビットはどうなるのだろう。と思った。慶ちゃんと同じような顔をして出るのだろうか。every.はリアタイ出来なかったけれど、夜のニュース番組で見た自分自身の活動自粛について話す慶ちゃんの表情が脳裏に焼き付いていて、あんな顔は二度と見たくないと思った。



結局その日はほとんど眠れなくて、ぼやけた頭で「全部悪い夢だったんじゃないか」なんて得意の現実逃避をしていた。



6月8日、シゲのことを考えながら午前の授業を受けて(ちゃんと授業聞いてくれ)昼休みに見たTLにご飯を残してしまうほど苦しさを感じた。

やつれた姿。本人のコメント。世間の声。共演者の方々の言葉。スマホの小さな画面であるだけの情報は得たけれど、あの日のビビットの録画を(スマホよりも大きな)テレビ画面で未だに見られていないのは私の弱さだと思う。


それから週末にかけて何度も2人のニュースを見た。「こんなに長い尺でやってくれるなら、もっと幸せなニュースだったら良かったのに。」暗記してしまいそうなほど何度も使われる2人のコメントをアナウンサーが読むのを聞きながらそう思った。


私は基本、自分が好きなアイドルのプライベートついてはなるべく気にしない主義だ。
私がお金を払っているのは、幸せを貰っているのは、"アイドル"の彼らであって、彼らそのものではない。
だから、私の知らない(アイドルではない)ところで何をしていようと、とやかく言う権利はないと思っている。ステージ上で素晴らしい姿を見せてくれたらそれだけで十分だ。(あくまで私個人の意見です。)(自担が毎年のように撮られるものだから、3年ほど前にそういうスタンスで行こうと決めた。割り切っているつもりだけど、全く傷つかないという訳では無い。)

ただ、そのプライベートが誰に、どのようにして、どういう形で、世に出されてしまったかによっては話が別になってくる。

一緒に遊ぶ相手をもっと見極めて欲しかった。遊ぶ場所をもっと考えて欲しかった。(さっきのアイドルのプライベートについての考え方と早速矛盾しているようでアレだけど)遊び方ももう少し考えて欲しかった。せめて世間に知られても支障がないレベルに。未成年云々はともかく、一気飲みは本当に危険なことだから。

アイドルだけではなく、報道番組のキャスターとして、情報番組のコメンテーターとして、「インテリジャニーズ」という誰もが貰える訳では無い肩書きもある2人だったから、どんなに楽しく遊んでいる時でもその大切なお仕事に影響があるかないかを少しでも考えて欲しかったな。


そんなことを思いながらも、やつれた姿で笑うのを我慢しているようなシゲを見る度、(見なけりゃいいのに)2人への誹謗中傷を見る度、「こんなになるほど悪いことしたのかな?」なんて面倒くさいモンペの私が脳内で大暴れした。でも人前に出るお仕事をしている以上、やたら厳しい世間の目に付き合っていくしかないよなと無理やり自分を納得させた。



何とか週末を乗り切ったけど、ずっと苦しい悲しい状態に耐えられなかったから、何かしないと自分が保てない気がしたから、ファンレターを書くことにした。


(テストなどでバタバタしていて少し出遅れてしまったので)書き始めたのは6月12日だったはず。


初めて書いたファンレター。思ったよりも書くのに時間がかかって、本当は全員に書いて早く出したかったけど、その日はてごちゃん(ファンレターバージンは自担に捧げると決めていたので)と慶ちゃんに書いて、力尽きてしまった。

書いている間、幸せな思い出が浮かんでは消えて「マッチ売りの少女ってこんな気持ちだったのかな?」なんて気持ち悪い悲劇のヒロインじみたことも思ったけれど、気持ちを文字にすることで、好きを手紙という形にすることで、少しずつ前を向ける気がした。



少しメンタルが復活して迎えた6月13日だったけれど、帰りの駅でTwitterを開いて吐きそうになった。(デジャブ)
てごちゃんに2発目が放たれた。正直、2発目があるなら彼だろうなぁと思っていた。

けれど、私にとっては未成年うんたらかんたらの見出しよりも、先輩のことを侮辱していたことがショックだった。
(実を言うとその前日)その先輩の最新LIVEDVDを見ていて、「やっぱり良いなぁ、好きだなぁ♡」って思っていたところだったから。私が保育園児のころから、小学校高学年までの日々を大切な思い出でいっぱいにしてくれた大好きな人たちだから。

だからこそあんなふうに言わないで欲しかったな。てごちゃんの負けず嫌いなところ、上を目指し続けるところが大好きだけど、「人の悪口を言わない」ところも大好きなんだよ。
過去形にしないのは、あの発言を私がまだ受け止められていないからかな。
たとえあの発言が本心でも、口に出すのは避けて欲しかったし、お酒が開放的な気分にさせてあの発言を生み出したのなら、もっとお酒の飲み方、飲む場所、一緒に飲む人に気をつけて欲しいよ。もう「手越はああいうキャラ」じゃ済まされないんじゃないかな。

ジャニーズ事務所に所属するアイドルとして、今回の事でてごちゃんはお仕事の幅を狭めてしまったんじゃないかな。その先輩の番組はもちろん、他にも沢山のジャニーズが集まる番組に出づらくなってしまったんじゃないかな。

今まで何度撮られても立ち直れたのは、てごちゃんへの「好き」が揺らがなかったから。でも今回は少しだけ自分の気持ちがぐらついた気がした。怖くなった。
色んな考えがぐるぐる回って苦しくなって、考えることをやめた。

その日はシゲとまっすーにファンレターを書いて、自分の中の好きを再確認して、なるべく心を落ち着けて寝た。


翌日からの日々はびっくりするぐらい感情がジェットコースター状態だった。


てごちゃんのことで苦しくなってるのに、生放送の手越キャスターを見て元気になったり(本当にお疲れ様でした。ロシアからてごちゃんらしく楽しくW杯を伝えてくれて嬉しかったです。)


ビビットのシゲがやっぱり笑うのを我慢しているように見えて悲しくなったり

慶ちゃんは今何してるのかななんてひたすら考えたり

しれっと3発目が放たれてなんとも言えない気持ちになったり

まっすーのラジオや○○での変わらない言葉に救われたり。(まっすーは本当にどこまでもアイドルなんだなと思った。その姿にこれまでもこれからも救われるんだろうな。ここで言うのもなんですが、お誕生日おめでとうございました。32歳のまっすーの夢が沢山叶うことを、誰よりもアイドルというお仕事に真摯に向き合うまっすーに明るい未来が待っていることをひたすら願っています。)


BLUEが1位を取れるように、(学生だから追いBLUEが出来ないぶん)タグつけて呟いたり、友達に宣伝しまくったり。


まるでどしゃ降りの雨の中みたいだったけれど、ジェットコースターは上下に激しく揺れながらも止まることはなかった。


そして迎えたBLUEのフラゲ日。慶ちゃんが帰ってきた。ずっとずっと待っていた。おかえりなさい。この道をもう一度選んで戻ってきてくれてありがとう。

どしゃ降りの雨が上がって、厚い雲の隙間から少しだけ光が刺した気がした。

そして、KEIICHIRO、クラウド、○○、RINGのそれぞれの言葉を読んで「好き」の感情を蔦のようにぐるぐる巻きにしていた不安や悲しみはするすると解けてなくなった。


少しずつ日常が戻り始めて、BLUEもオリコン1位を獲得することが出来た。BLUEがかっこよくて大好きだから、沢山の人に聞いてもらいたかったから、心の底から嬉しかった。


元通りにはまだ遠いけど、情緒ジェットコースターと上手く付き合いながらやっていくしかないなぁと今は思っています。




期末テストを終え、この6月を記録に残そうと思って自分の気持ちを整理している時にふっと頭に浮かんだフレーズがありました。

「変わらぬもの 変わったもの 守るべきもの」

大切な大切な思い出となった宇宙旅行で歌われたイノセンスの一節。

曲に自分の記憶を投影しすぎると、それから先立ち直れたとしても、同じ曲を聞く度にその記憶を思い出してしまうのが嫌で普段はあまりしないのですが、今回は自分の気持ちとイノセンスが重なって離れなくて、歌詞に自分の記憶を結びつけて聞いていました。


イノセンスを聞きながら思った、自分の中で変わらぬもの、変わったもの、守るべきものを書いてこの記事を終わろうと思います。



変わらぬもの

NEWSへの「好き」の気持ちです。揺らぐことはあったけれど、嫌いになんかならなかった。そもそも嫌いになるという選択肢すらなかった。

NEWSに貰った幸せは今回のことと天秤にかけられないほど大きいものだから。これから愛の言葉を届けたいのも、夢の続きを一緒に掴みたいのも、幸せになって欲しいのもNEWSだから。

慶ちゃんとシゲとてごちゃんとまっすーが今までもこれからもずっとずっと大好きです。

4人との愛と幸せに溢れた空間をいつまでも見ていたい。どうか15周年LIVEが素晴らしいものになりますように。

「WとSを見届けるまでは死ねない」が私の口癖だから(え)、アルバムプロジェクトの続きも楽しみにしてるよ!




変わったもの

NEWSに対する何かというよりは、自分のオタクとしての考え方みたいなものが少し変わったような気がします。

まず、依存しないこと。
今どうなっているのかが気になり過ぎてTwitterをずっと見ていたこと、テスト2週間前にも関わらずハガキ職人と化していたこと、後悔はしていませんが、学業を疎かにしてしまった感がすごいので、来年受験生の身としても、趣味(NEWS)との関わり方を改めて考えなければならないなと思いました。
NEWSに何があっても、私の高校生活は続いていく訳で。その辺をうまく気持ちの切り替えをしたいです。
何事も依存するのは良くない。

それから、見たくないものより、見たいものに時間を割くこと。
この1ヶ月、見なけりゃいいのに、わざわざメンバーの名前を苗字のみで検索して、誹謗中傷を読んで傷つくという謎の行動をしていたんですけど、今考えたら本当に無駄な時間だったと思います。その時間をLIVEDVDを見る時間に当てればもっと幸せな気持ちになっただろうに。
情報の取捨選択が出来るというインターネットの特性をもっと活用しなければ。




守るべきもの

NEWSのこれからと4人の笑顔です。
「守る」なんて言うと大袈裟ですが、彼らに、また彼らのお仕事に関わってくださる各所に、ファンレターやハガキ、その他メールでファンとしての声は伝えられると思うのです。(自分の生活に支障がないレベルにですが。)
番組の継続を求めるのは、ステージに立ってほしいと思うのはファンのエゴかもしれません。
それでもやっぱり、NEWSで、個人で、活躍する姿をこれからも見続けたい。

それから何より4人にはいつも元気で笑っていてほしいです。
憔悴しきったやつれた姿をもう二度と見たくない。
どうか今回のことで自分を責めすぎないように、自信を無くしてしまわないように、また前を向いて進めるように、そんなふうに思っています。
こんなことを言ったら甘いファンだと思われるかもしれないけど。

でもやっぱり今日もNEWSが大好きで愛おしくてたまらない。きっと明日も明後日もそう思うだろう。



そして、どうか明日のTHE MUSIC DAYで4人の笑顔が、最高のパフォーマンスが見られますように!!
「生きろ」の初披露が楽しみだ。NEWSに「生きろ」って言われたら、生きるしかないよね!!

強く生きるぞ〜!!!


テンションの上げ下げが激しい文章を長々と失礼しました。ここまで読んで下さった方ありがとうございました!